スポット

ユルリが話したドルハルバンの物語 — 今度は実際に会いに行こう

🍊
Editor GYULI
2026-07-21 · 4分で読める
ローカルストーリー · ドルハルバン美術館
散らばっていたドルハルバンたちが、
原形のまま一か所に集められたそうです

以前、ユルリはドルハルバンという名前がどうやってついたのか、その姿にどんな物語が伝わっているのかをお話ししたことがありました。今日は、そのドルハルバンたちに実際に会える場所をご紹介したいと思います。済州市朝天邑にあるドルハルバン美術館です。ここは、済州の内外に散らばっていた48体のドルハルバンを原形のまま再現し、一か所に集めて展示している野外美術館だと言われています。「美術館」という名前ですが、ひとつの屋内展示室ではなく、公園全体を歩き回りながらドルハルバンと出会う構造になっているそうなので、今日はその話をゆっくりお伝えしますね。

一人の人物が15年以上かけて個人的に築いてきた空間だそうです

ドルハルバン美術館は、済州出身の金南興(キム・ナムフン)館長という方が、15年以上の歳月をかけて個人の力で築き上げた空間だと言われています。企業や自治体が大きな予算を投じて一気に建てた施設ではなく、一人の人間が長い時間をかけて少しずつ手を加えてきた場所だと言われていて、そのせいか訪れた方々のレビューを見ると、他の大規模な美術館とは違う、手作業でひとつひとつ埋めていったような感覚を受けたという方が多いそうです。自らを「生命と平和の公園」と紹介しているそうで、済州の象徴であるドルハルバンを通してそんなメッセージを込めようとした空間なのではないかと、ユルリは想像しています。

この場所の核心は、やはり48体のドルハルバンです。ドルハルバンは元々、城門の前や村の入り口など済州各地のさまざまな場所に立っていたと言われていますが、時が経つにつれて、あちこちに散らばったり、破損したりしたものもあるそうです。ドルハルバン美術館は、そうして散らばっていた48体のドルハルバンを、一体一体原形のまま再現して一か所に集めたと言われています。ですから、ここを訪れれば、済州のあちこちを歩き回って探さなくても、一度にすべてを見て回ることができるというわけです。

🍊 実際の写真、ユルリ提供
ドルハルバン美術館の全景
ドルハルバン美術館の全景 · 사진 · 한국관광공사

物語の中でしかお話ししてこなかったドルハルバンたちが、実際にずらりと目の前に並んでいる姿を見て、済州の人々がこの石の一つひとつにどうしてこんなに愛着を持つのか、少し分かった気がします。

— 🍊 ユルリ

原形の再現だけでなく、現代的に生まれ変わったドルハルバンたちもいるそうです

原形のまま再現された48体に加えて、ドルハルバン美術館では現代的な解釈を経て新たに生まれたさまざまな形のドルハルバンや、約250点の造形物が公園のあちこちに屋外展示されているそうです。伝統的なドルハルバンの形をそのまま踏襲するのではなく、作家の視点で再解釈された作品もあると言われていて、だからこそ同じ「ドルハルバン」という名前の下で、こんなにも多彩な表情や姿があるのだと、歩き回る楽しみがあると言われています。具体的にどの作家がどんな意図で作ったのかは作品ごとに異なり、時期によって構成が変わることもあるそうなので、この場で一つひとつ断定するのは控えたいと思います。

🍊 ユルリが続けて見つけた写真
ドルハルバン美術館のさまざまな造形物
ドルハルバン美術館のさまざまな造形物 · 사진 · 한국관광공사
原形のまま再現されたドルハルバンたち
原形のまま再現されたドルハルバンたち · 사진 · 한국관광공사

公園内にはゴッチャワル(済州の溶岩樹林)の散策路も整備されているそうです。歩いていると、シダ植物やサルトリイバラ、ネムノキ、ヤマグワなど、済州のゴッチャワルでよく見られる植物が、石の造形物の間に織り交ざるように見られると言われています。ですから、ただドルハルバンがずらりと並んでいるだけでなく、生き生きとした緑の森の中を歩くような感覚も併せ持つ空間のようです。

数字で見る48基済州の内外から集められ、原形のまま再現されたと言われるドルハルバンの数です。このほかにも、現代的に再解釈された造形物が約250点展示されていると言われています

訪れる前に知っておきたいこと

ドルハルバン美術館は年中無休で営業しており、夏季(4月〜10月)は午前9時から午後6時まで(入場締切は午後5時30分)、冬季(11月〜3月)は午前9時から午後5時まで(入場締切は午後4時30分)開いていると言われています。ただし、こうした営業時間は状況によって変わることがあるので、訪れる前に最新の情報を確認しておくことをおすすめします。駐車場はあるそうで、屋外スペースがかなり広いので、歩きやすい靴を用意しておくといいと思います。

以前ユルリがお話ししたドルハルバンの物語が、その名前と姿に込められた由来についてのものだったとすれば、今日ご紹介したドルハルバン美術館は、その物語の主人公たちに実際にこの目で会える場所だと言えます。散らばっていたドルハルバンを原形のまま一か所に集めた場所であり、それを新たに再解釈した造形物も一緒にある場所——朝天邑の方に足を運ぶ機会があれば、一度立ち寄ってみるのもいい思い出になりそうです。

🍊 ユルリが撮影したその他の写真
ゴッチャワル散策路沿いの造形物
ゴッチャワル散策路沿いの造形物 · 사진 · 한국관광공사
ドルハルバン美術館の屋外展示スペース
ドルハルバン美術館の屋外展示スペース · 사진 · 한국관광공사
🍊

GYULIのヒント · 営業時間は夏季(4月〜10月)09:00〜18:00(入場締切17:30)、冬季(11月〜3月)09:00〜17:00(入場締切16:30)で、年中無休だと言われていますが、訪れる前に最新情報を確認することをおすすめします。屋外スペースが広いので、歩きやすい靴があると助かります。

🍊
前回はドルハルバンの物語だけをお話ししましたが、今日は実際に会いに行ける場所をご紹介しました。散らばっていた像たちが一か所に集められている様子を見て、人々がこの石の一つひとつにどうしてこんなに愛着を持つのか分かった気がします。
#ドルハルバン美術館#朝天邑の観光スポット#済州の野外美術館#ゴッチャワル散策路#済州の屋内外両用スポット

GYULIからもっと見る

もっと見る →
  1. スポットグオム港、夕日が沈む時間に行ってみて
  2. 済州インサイド亀の甲羅に似た石塩田、グオム漁村の390年物語
  3. スポットキムニョン港へ行けば、潮の香りと活気でいっぱいだそうです
  4. スポット名前だけ聞くと怖そうだけど、遊んでみると楽しいって言われています
  5. スポット朝天邑から翰林邑へ——40年の匠が生み出したドルハルバンに会いに行きましょう
  6. スポット金寧港、こんなに静かだったなんて
  7. スポット逆泉岳:名前は馴染みがなくても、逆流する湧き水の伝説を秘めた場所