城山日出峰そばの五日市、古城五日市場
牛島や旧左邑からも人が訪れる市場
城山日出峰を見に済州の東の果てまで足を運んだのに、記憶に長く残るのは海から昇る朝日よりも、村の路地に広がる市場だったという話を、キュリはよく耳にします。城山日出峰がある城山邑の中心集落、古城里には「古城五日市場」という五日市が立つと言われているんです。国道12号線に面した古城梧照路93番地、旅行者がつい素通りしてしまいがちなこの場所で、城山の人々の本当の暮らしが繰り広げられていると伝えられています。多くの旅行者は城山を日の出の名所としてだけ記憶して帰りますが、市が立つ日にこの路地に足を踏み入れると、この町のまた別の顔に出会えると言われています。今日はキュリが、城山日出峰の旅の途中にさりげなく立ち寄れる古城五日市場について紹介しますね。
城山日出峰の集落・古城里、1984年から続く市場
古城五日市場は名前の通り、古城里に立つ五日市だと言われています。古城里は城山日出峰がある城山邑の中心集落で、城山邑の行政や暮らしが集まる場所に近いと伝えられています。今この市場が立つ場所は最初から決まっていたわけではなく、1984年に現在の位置へ移ってから今の姿になったと言われています。国道12号線に面した古城梧照路93番地という住所も、この移転の後に定まった場所だそうです。大通りに面しているため、車でも訪れやすいという声が多いです。1984年の移転以来、同じ場所に立ち続けてきたことで、城山邑の住民にとって長年慣れ親しんだ市場になっていったと言えそうです。
済州には地域ごとに大小さまざまな五日市が点在していますが、古城五日市場はその中でも城山邑を代表する市場に数えられると言われています。「五日市場」という名前がついていますが、毎日開いている常設市場ではなく、五日に一度開かれる五日市だという点を、まず覚えておくとよさそうです。正確にどの日に開かれるかはこの記事では控えさせていただきますので、訪れる前にもう一度日程を確認してから出かけることをおすすめします。五日市という仕組み自体、都市の常設マートとは運営の仕方が根本的に違うため、市が立たない日に訪れると、何もない空き地しか見られずに引き返すことになるかもしれない、という点も覚えておくと無駄足を防げそうです。
城山・牛島・旧左邑の住民が一緒につくる、規模の大きな五日市
古城五日市場は城山邑の住民だけが訪れる場所ではないと言われています。海を隔てた牛島面の住民、そして隣接する旧左邑の住民までもがこの市場に買い物に来ると伝えられていることから、城山一帯では比較的規模の大きな五日市として定着しているようです。済州市の東門市場のように旧市街の真ん中に立つ五日市とはまた違う雰囲気だという声もよく聞かれ、古城五日市場は城山邑の中心集落ならではの田舎の市場らしい雰囲気をそのまま残していると言われています。華やかな看板やきちんと整った商店街というよりも、近所同士が挨拶を交わしながら物を売り買いする温かい風景こそが、この市場の本当の魅力だと伝えられています。きちんと並んだ大型スーパーの棚とは違い、それぞれの露店には売り手ならではの手仕事と、その日ごとに入荷した量がそのまま表れていると言われています。値段のつけ方も品物の並べ方も店ごとに少しずつ違うため、同じ品物でもどの露店で買うかによって印象が変わるとも言われています。
市が立つ日には、青果から水産物、精肉、生活用品、衣類、農機具、雑貨まで、暮らしに必要なものが一か所に集まると言われています。観光地でよく見かけるお土産中心の陳列ではなく、実際に城山の人々が暮らしの中で使う品物が行き交うという点で、「本物の市場」という印象を受ける人が多いそうです。田舎の市場ならではの賑やかな声や値切る声、その間を行き交う手押し車まで、市が立つ日の古城里はいつもより一段と活気づくと伝えられています。土のついた、畑から抜いたばかりのような野菜、季節ごとに種類が変わる山菜や果物、その日入ったばかりの魚をさばく様子まで、大型スーパーの棚では見られない光景があちこちで繰り広げられていると言われ、目で眺めているだけでも城山の人々の暮らしのリズムを感じられる場所だそうです。
城山日出峰の旅の途中に気軽に立ち寄れる理由
古城五日市場のうれしいもう一つの理由は、その立地です。城山日出峰をはじめ、済州東部の名だたる観光スポットが近くに集まっている集落なので、旅程に大きな負担をかけずにちょっと立ち寄れる場所として知られています。日の出やオルム、海岸の景色を見に城山方面へ向かうなら、市が立つ日に合わせて動線を少し重ねてみるのもよい方法だと言われています。たとえば早朝、城山日出峰で日の出を見た後、近くの観光スポットを巡る合間に少し時間を取って古城五日市場へ足を向けてみる、というルートも考えられそうです。国道12号線沿いの道筋にあるため、車で城山一帯を巡る旅行者なら、特別に時間を割かなくても自然に通りかかれる位置にあるという点もメリットとして挙げられます。
賑やかな観光地の商店街とはまた違う、城山邑の素朴な雰囲気と温かさを感じたい方には、古城五日市場が特によく合う場所として紹介されることが多いです。有名観光地の華やかさよりも、村の人々の日常がそのまま映る風景を見たいなら、城山日出峰の旅程にこの市場をそっと組み込んでみるのもよい選択になりそうです。写真映えするスポットを忙しく巡る合間に、こうして城山住民の暮らしとふれあう時間を少し組み込むだけでも、旅の彩りがぐっと豊かになると言われています。
GYULIのヒント · 古城五日市場は毎日開く常設市場ではなく、五日おきに開かれる五日市なので、訪れる前に正確な開催日をまず確認してから出かけるのがおすすめです。国道12号線に面しているため車での訪問はしやすいと言われていますが、市が立つ日は周辺が混雑することもあるので、時間に余裕を持って向かうとよいでしょう。青果や水産物など生鮮食品を買う予定なら、クーラーボックスや保冷バッグを持っていくと持ち帰りが楽になります。